野呂川ダム見学レポートその3  ▲戻る


ダム直下から

 監査廊から出て、ダム直下へ行きました。野呂川ダムの現在の運用では、クレスト(ダムのてっぺん・天端(てんば))のローラーゲートを1.1m開けて洪水調整するようになっています。そして、通常時もクレストから常時越流させています。そのため、相当な渇水にならない限り、いつでもクレストからの放流を見ることができます。
 ダム堤内の見学へ行く時に、手袋をわたしてくれました。野呂川ダムのように数十年前に建設されたダムの手すりや階段は鉄製で、さびを防ぐためペンキが塗ってあります。手袋をしなかったらそのペンキの粉が手についてしまうんです。最近のダムはそういった物がステンレスでできているそうです。



ホロージェットバルブ

 野呂川ダムの口径60cmホロージェットバルブです。通常の放流は、表面取水装置で取水して、このホロージェットバルブからするように設計されていますが、現在は、クレストから常時越流させているので、こちらを使うことはあまりないそうです。そして、運転員さんが、苦労話を・・野呂川には海からカニなどがずっと登ってくるそうで、それらが、ホロージェットバルブにもよじ登って、バルブの間の隙間からバルブ室に侵入して・・大変だったそうです。それで、文房具で販売しているようなゴムシートを、その隙間に置いて、生き物が侵入しないように工夫しているそうです。バルブを見る時は、まず、そのゴムシートをのけて、蓋を開けて・・バルブを見る・・蓋を閉めたあとはゴムシートを置いていました。



 さて、堰堤の見学が終わったら、管理所へ一度もどって、パンフレットなどをいただきました。所長さん、運転員さん・・見学の時はありがとうございました。そして、いつもお仕事お疲れさまです。

撮影機材 キャノン製デジタルカメラ パワーショットS30、キヤノン製一眼レフカメラ EOS7 EF28−105USM


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