パソコン・レーシング

第19話


朝7時になり、報道陣が朝のニュースの中継をしていた。

リポーター「今回から、予選でも耐久レースが復活しました・・すでに3チームリタイアしているそうです・・激しい戦いですね」
解説者  「ここは500MHzクラスの予選B組の競技会場ですが、信じられないほどハイレベルな戦いです・・この中から上位3チームが決勝進出です」
リポーター「決勝は1ヶ月後、国立電脳武道館であります・・楽しみですね」

午前7時(16時間経過)の時点での獲得ユニット数が発表された

1位「ホビーパソコンクラブ・チーム」1815ユニット
2位「アスリート・チーム」1802ユニット
3位「ゲームランド・チーム」1774ユニット
4位「ユナイテッド・チーム」1746ユニット
5位「デジタル・マジック・チーム」1734ユニット
6位「インテリジェント・チーム」1628ユニット
7位「一原市役所マシンルーム・チーム」1593ユニット
8位「サイバー・チーム」1577ユニット
・・・・・

ジャンクのおじさんは起きてから、この発表を見て驚いた・・当初の予想では、16時間経過の時点では500MHzならうまくやりくりして1600ユニットを少し越えるだけだと考えられていたからだ・・

ジャンク屋「恐ろしいくらいハイレベルだ・・」
エフマップ「何とか、4位は射程距離に入った」
ジャンク屋「ヤスオとマサヒロもすぐに来るが・・4位までしか手が届かないか・・無念」
エフマップ「いや、本当は6位以下に落ちていたかもなのだ・・」
ジャンク屋「それは、どういうことだ」
エフマップ「ミキに夜中に言われたのだ、軽い処理に切り替えてと・・それで、だいぶ追い上げた・・あのまま、重い処理を続けていたら、1600ユニットに達するのが限界だったよ」

サトルが起きてきた。

サトル  「おじさん、うまくいっている?」
エフマップ「まあまあだ・・・残り6時間、サトルくんにもがんばってもらうよ」
ジャンク屋「サトルは偵察部隊だからな・・子供だと思われて他のチームも警戒しない・・はっはっは」

ヤスオ、マサヒロ、ミキも起きてきた・・

・・・・続く


第20話

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