秋の三段峡

　ある車のコマーシャルで、「２４の季節がある美しい国があります」という台詞がながれる。日本のメーカーなのかと思ったら、外国のメーカーだった。意外と、外国の人の方が、日本のよさをよく知っているのかなあと思ってしまう。そう、日本には四季があり、美しい自然がある。そして、自然の移ろいに感動し、生活にもとりいれていた。それが日本のよさだと思う・・

　三段峡の紅葉を見ていると、本当に感動するものとは、ドラマでも映画でもないことがわかる。自分の力で自然の中に入ると、時として、とても感動する景色に遭遇する・・それは今まで体験したことのない感動である。現代人は、そういう感動を忘れているような気がする。そういう感動を味わうために、コンピュータやハイレベルなハイテク機器、ゲーム、ビデオ、テレビ等から少し距離を置こう・・人間も、本当は動物なのだから、時々は山を歩いて、自然を感じよう・・・