広島の115系電車

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瀬戸内色115系

 115系電車です、広島で最もポピュラーな電車です。それで、同じ115系でも車号(側面に書いてあるモハ115−3001といった電車の番号)によって構成が異なったり、あるいは改造された115系もあります。また、塗装の種類も多いです。103系と同じく4両編成が基本です。
 115系電車の基本は113系から抑速ブレーキなどの勾配線区用の装備を取り付けたものです。(広島には瀬野−八本松の急勾配区間があり、勾配線区用装備は必須です)それで、片側3扉、対面式クロスシートとロングシートの組み合わせなどは同じです。115系の2000番台は、主に広島向けだったと聞いてますし、3000番台は広島シティ電車と名付けて、湘南色ばかりの時に瀬戸内色で登場。当時は広島以西を15分間隔で走り時刻表が不要になったと評判になりましたが、これは最初から広島向けだったようです。なお、シティ電車投入にあわせて、それまでは、6両編成が基本だったのが、4両編成に変わっていきます。
 写真の115系は瀬戸内色で、先頭のヘッドランプが大きなタイプ・・今では小さなヘッドランプが主流です。ちなみに、115系なら、クハ115−モハ114−モハ115−クハ115という組み合わせが基本ですが、実は113系からクハの車両を流用している編成もあり、115系と言えない編成も多いです。そういった編成は、瀬野−八本松の間は走らないようにしているようです。


新快速色115系

 新快速色の115系電車です。主に3000番台の115系がこの色になっています。3000番台は片側2扉、転換式クロスシート構成(特急電車のように走る方向へ座席の向きを変えられる)・・台車などはあまりかわってないようですが、シートが良く、座り心地はとてもよいです。
 なお、モハ(モーターが搭載されている車両)の車両に3500番台というのがありますが、これは117系から流用され、台車が空気バネなので、乗り心地が全く異なります・・広島で最も乗り心地のよい電車は3500番台だと個人的には思っています。3500番台もクハ(運転席のある車両)の3000番台と組み合わせて、新快速色の塗装になっています。
 (補足、モハの車両に6000番台がありますが、これは115系を110Km運転できるようにした改造車で、元の車号に+5000番されるそうです・・内装などに大きな変更はなく、6000番台だと気が付かないことが多いです。)
 ちなみに、新快速色というから快速だけなのかといえば、そうではなく、各駅停車で運用されることも多く、車両によって、快速専用といった運用はされてないようです。


広島色115系

 広島色と呼んでいる115系です。この色の電車は主に改造工事された115系です。内装を転換式クロスシートに改造、車内はまるで特急電車のような雰囲気です。2000番台に多く、扉などはそのままで片側3扉です。台車などもそのままですが、改造したシートの座り心地はとても良いです。なお、3000番台の編成の一部がこの色になっています。


湘南色115系

 湘南色の115系電車です。広島の115系電車は、もともとこの色で走っていました。今では、この色はめずらしく、瀬戸内色などへ塗り替えられているようです。ちなみに、写真をご覧になると気が付くと思いますが・・先頭は湘南色だけど、後ろは瀬戸内色なんですね・・このような色の違う車両を組み合わせた混色編成を見ることできるのも広島の電車の面白いところです・・なお、混色編成になるのは一時的で、いずれは塗り替えられます。


福知山色115系

 一時的な助っ人か?それとも移籍してきたのか?・・115系も関西方面からの移籍があるようです。これは福知山色という色らしいです・・いずれは、広島の色に塗り替えられると思います(苦笑)


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