パソコン・レーシング

第23話


昼食がすんで最後の追い込みにかかった、1時現在の順位が公式発表された。

ジャンク屋「順位が動いた!ゲームランド・チームが1位に浮上したぞ!」
エフマップ「ちょっと、リストを見せてくれ」

1位「ゲームランド・チーム」2767ユニット
2位「アスリート・チーム」2500ユニット
3位「ユナイテッド・チーム」2446ユニット
4位「デジタル・マジック・チーム」2438ユニット
5位「インテリジェント・チーム」2382ユニット
6位「サイバー・チーム」2347ユニット
7位「一原市役所マシンルーム・チーム」2332ユニット
8位「大学選抜チーム」2330ユニット
・・・・・

エフマップ「ゲームランド・チームは圧倒的だ、いったいどうやってこんなにユニット数をかせいだのか?」
ジャンク屋「おまえさんも、おかしいと思うだろ」
マサヒロ 「どう考えても、変だ、ヤスオもそう思わないか」
ヤスオ  「ペースアップしてからおよそ1時間150ユニットはかせいでいる、本来500MHzでは、限界に近い・・というか限界を超えている」
マサヒロ 「それと、今回は、一原市役所がイマイチか・・」
ジャンク屋「昔は、強かったがなあ・・」

ミキとサトルは、そんなことより3位とのユニット差が10を切っていることに関心があった。

ミキ   「もう少し、ペースアップできない?・・残り1時間少しで3位に浮上できるよ」
マサヒロ 「それは、難しいとさっき言っただろ、メモリの状態がどうなっているか分からないのだし」
サトル  「ぼくは、大丈夫だと思うよ・・それに一度ダウンしても5位との間には70ユニット近い差がある・・5位転落はよっぽどのトラブルが無い限りありえないよ・・やってみるだけやってみようよ・・」

サトルは、マシンの画面をよく見ていた、トラブルの兆候は、今のところないと読んだのだろう・・

勝負に出るかどうか・・作戦を考え直すことになった・・

・・・・続く


第24話

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